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「お客さま本位の業務運営」に関する取組方針

基本方針

 株式会社阿波銀行は、伝統的営業方針「永代取引」の考え方を全役職員が共有し、お客さまにあわせた最善のサービスの提供により、「お客さま感動満足(CIS)」とお客さまの一生涯を通じた安定的な資産形成の実現をめざし、金融商品販売に関する業務において、「お客さま本位の業務運営」を実践してまいります。

〇 永代取引
お客さまとの強固な信頼関係のもと、世代を超えた息の永い取引を継続し、お客さまの永続的な発展に貢献する当行の伝統的営業方針

〇 お客さま感動満足(CIS)
Customer Impressive Satisfactionの略

金融先進県の実現に向けて

・2021年4月より、野村證券との金融商品仲介業務に関する包括的業務提携がスタートしました。
・本提携は、「金融先進県」の実現*1をコンセプトとして、当行の伝統的営業方針「永代取引」に基づき、一生涯を通じてお客さまの人生設計をサポートし、地域の金融資産を守り育て、豊かさの実現をめざすことを目的としています。
・当行と野村證券の双方が持つ強みを生かし、お客さまのライフステージに応じた最適な資産運用や専門性の高い各種相談・提案ができる体制を構築し、人生100年時代への備えや次世代への資産承継など、お客さまの最適な資産形成による豊かな生活の実現に貢献してまいります。

*1:「金融先進県」の実現とは、当行のお客さまが広く資産運用に関する知識を有し、欧州並みの割合で資産運用を行うことで、全国トップレベルの金融資産を有する豊かな地域が実現する事。

取組方針

1. お客さまの最善の利益の追求

  • (1) 当行は「お客さまの最善の利益」のために行動します。「お客さまの最善の利益」 とは、お客さまが思い描く中長期的なゴール(目標・夢)の実現に向けてお客さまの金融資産を守り育てることであると考えます。
  • (2) 「お客さまの最善の利益」を追求するためにゴールベースアプローチに基づく長期運用提案を実践します。
    ①そのために、お客さまのことをよく理解し、お客さまの中長期的なゴールやニーズ、課題などを共有します。
    ②そのうえで、ゴールの実現や課題の解決に最適と考えられるソリューションをライフプランに基づく長期的な視点でご提案します。
    ③さらに、その後のお客さまのゴールやニーズに変化はないか、計画の進捗状況はどうか、などを継続的に共有し、必要な見直しを一緒に考えます。
    ④このプロセスのサイクルにより、お客さまが思い描くゴールの実現をサポートします。
  • (3) お客さまの長期的な資産形成に資するため、短期的な利益獲得を目的とした投資勧誘や異なる商品間での乗換勧誘は行いません。
  • (4) お客さまの資産を長期的に成長させていくお手伝いをさせていただくことで、「ストック(残高)」を重視するビジネスモデルへの変革を図り、安定した収益基盤の構築に努めます。
  • (5) 「お客さまの声」を業務運営に反映させる仕組みを強化していきます。
  • (6) お客さまの多様なニーズへの適切なコンサルティングサービスを提供するため、高い専門性と倫理観を備えた人材の育成に取組みます。

2. 利益相反の適切な管理

  • (1) お客さまのご意向に適う目的で販売されているかどうか確認させていただく態勢を一層強化し、お客さまの利益が不当に害されることのない適切な管理を行います。
  • (2) 金融商品の提供会社から手数料の支払いを受ける場合等、お客さまとの直接的な利益相反に該当しないケースについても、これら手数料の多寡によってお客さまの利益が不当に損なわれることのないよう、モニタリング等を通じて適切に管理します。

3. 手数料等の明確化

  • (1) 金融商品のお申込に際し、お客さまにご負担いただく手数料その他の費用の透明性向上に努めます。
  • (2) お客さまからいただく手数料やその他の費用は、重要情報シートや契約締結前交付書面、目論見書、販売用資料、設計書等により、分かりやすく説明を行います。
  • (3) なお、営業担当者の評価はお客さまからいただく手数料の多寡によって影響を受けることはありません。したがって、個人の評価のために手数料の高い商品をお客さまのご意向に反して提案することはありません。

4. 重要な情報の分かりやすい提供

  • (1) お客さまに金融商品に関する情報提供を行う場合には、お客さまの金融知識や投資経験を考慮のうえ、手数料のほか、お客さまの投資判断に必要かつ重要となる以下のような情報について、誤解を招くことがないように丁寧かつ分かりやすく 提供します。
    ①金融商品・サービスの基本的な利益、損失その他のリスク、取引条件
    ②金融商品の組成にあたり販売対象として想定するお客さまの属性
    ③お客さまのニーズおよび意向を踏まえたものであると判断した理由を含め、販売・推奨した商品・サービスを選定した理由
    ④お客さまとの利益相反の可能性がある場合、その具体的な内容および取引等に及ぼす影響
    ⑤パッケージ化された商品・サービスの個別購入可否およびパッケージ化しない場合と比較するための重要な情報
    ⑥市場動向
    ⑦その他お客さまにとって重要であると判断される事項 等
  • (2) 説明にあたっては、重要情報シートなど各種資料を活用して、分かりやすい説明に努めます。
  • (3) お客さまに金融商品に関する情報提供を行う場合には、情報を重要性に応じて区別し、より重要な情報については特に強調するなど分かりやすく説明します。

5. お客さまにふさわしいサービスの提供

  • (1) お客さまの安定的な資産形成や多様なニーズにお応えする商品ラインアップを整備するとともに、お客さま感動満足(CIS)を実現するサービスの提供をめざします。
  • (2) お客さまの年齢、資産状況、金融知識、取引経験および資産形成・運用の目的等に照らし、適切なポートフォリオの提案、金融商品・サービスの提供を行います。この場合に資産設計ツール(ライフプランシミュレーション)などを活用し、お客さまお一人おひとりに合ったライフプランを具体的かつ分かりやすく提案するよう努めます。
  • (3) 高齢のお客さまには、金融商品のお申込時に、ご家族の同席や同意をお願いするなど、より丁寧な対応を行います。
  • (4) 金融商品をご購入いただいた後も、アフターフォローを通じて、お客さまニーズ・ライフイベント等に合った、適時適切な情報を提供します。
  • (5) お客さまの基本的な金融知識の向上のため、マーケット情報・相続セミナー、家計の見直し相談会等のさらなる充実を図ります。
  • (6) 当行は徳島県との間で「金融経済教育の充実等のための連携に関する協定書」を締結しており、金融リテラシーの向上や金融経済教育に注力していきます。

6. 従業員に対する適切な動機づけの枠組み等

  • (1) 営業に関する基準に本取組方針を加え、研修・教育等を通じ、全役職員が本方針を理解し実践します。
  • (2) お客さま感動満足(CIS)の実現やお客さま本位の行動を促進するため、業績評価体系においては、特定の商品・サービスに販売が偏らない仕組みとするほか、お客さまとの関係づくりや、お預かりする資産残高の増加を評価するなど、長期的な視点で「お客さまの最善の利益」を追求するための態勢づくりを行います。

 2017年6月制定
 2020年7月改定
 2023年2月改定