四国4県における官民一体型中小企業再生ファンド「しこく活性化ファンド」組成について
2022年10月26日
阿波銀行(頭取 長岡奨、本店:徳島県徳島市)は、四国4県の地域金融機関、信用保証協会、および中小企業基盤整備機構とともに、地域経済活性化や雇用維持の取組みの一環として、下記の通り「しこく活性化ファンド投資事業有限責任組合(総額20億円、以下『本ファンド』という)」を組成しますので、お知らせいたします。
本ファンドは、中小企業基盤整備機構の制度に基づき、同機構、四国4県の18金融機関および4県の信用保証協会と共同で組成し、主に四国内の中小企業の再生を支援する「官民一体型中小企業再生ファンド」です。
なお、本ファンドの運営は株式会社リサ・パートナーズ(代表取締役社長 石館 幸治、本社:東京都港区)の連結子会社である株式会社四国リバイタルが行います。
これまで当行は、四国4県における官民一体型の中小企業再生ファンドとして、「しこく中小企業支援ファンド投資事業有限責任組合」の組成・出資をしており、本ファンドはその後継ファンドとしての位置づけになります。
当行は本ファンドの活用を通じ、引続き中小企業の再生支援に全力で取組んでまいります。
1.本ファンドの内容
(1)ファンドの概要
【名称】 しこく活性化ファンド投資事業有限責任組合
【設立】 2022年10月26日
【形態】 投資事業有限責任組合
【総額】 2,000百万円
【出資者】
株式会社阿波銀行、株式会社百十四銀行、株式会社伊予銀行、株式会社四国銀行、株式会社香川銀行、株式会社徳島大正銀行、株式会社愛媛銀行、株式会社高知銀行、高松信用金庫、観音寺信用金庫、徳島信用金庫、阿南信用金庫、愛媛信用金庫、 宇和島信用金庫、東予信用金庫、川之江信用金庫、香川県信用組合、土佐信用組合、香川県信用保証協会、徳島県信用保証協会、愛媛県信用保証協会、高知県信用保証協会、中小企業基盤整備機構、株式会社四国リバイタル
(2)ファンド運営会社の概要
【商号】 株式会社四国リバイタル
【本店】 香川県高松市亀井町7番地15
【設立】 2013年1月
【資本金】 30百万円
【代表者】 飯山 英輝
【株主】 株式会社リサ・パートナーズ100%
(3)ファンドスキーム図
2.本ファンドの特色
四国4県の地域金融機関(地方銀行4行、第二地方銀行4行、信用金庫8金庫、信用組合2組合)、四国4県の信用保証協会、中小企業基盤整備機構および株式会社四国リバイタルが出資し、官・民・地域が一体となり、企業再生に取組みます。
企業再生業務の推進にあたっては、四国内の中小企業活性化協議会と密接に連携し、四国内の信用保証協会にも協力をいただきながら、的確かつ迅速に対応いたします。
3.本ファンドの投資対象
本ファンドは、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化を背景として、過剰債務等により経営不振となっているものの、優良な経営資源を有するなど再生が期待しうる四国4県の中小企業を主な投資対象としています。金銭債権の取得・出融資・社債引受等財務面からの支援とともに、ハンズオンで経営支援にも取組むことにより、投資先企業の再生を着実に進めてまいります。