地理的優位性を活かした周年いちご産地の活性化をめざして ~観光農園の整備を地域一体で連携支援~
2025年12月08日
阿波銀行(頭取 福永丈久、本店:徳島県徳島市)と、日本政策金融公庫 徳島支店(支店長 近藤隆生)農林水産事業は、徳島県三好郡東みよし町でいちごの生産販売などを営む、有限会社ミカモフレテック(取締役 関成章、所在地:徳島県美馬市)に対し、体験型いちご狩りハウスの建設に向けた設備資金を協調して支援しましたのでお知らせします。
【ポイント】
○2024年に官民連携のいちご産地化プロジェクトが始動
徳島県三好郡東みよし町は、12月から6月は平地で、7月から11月は夏でも冷涼な水の丸高原(平地から車で30分、標高1,000m)に産地を移動することで、一年中いちごを生産供給ができる、全国的にみても稀有(けう)な地域です。
他の地域ではまねができない、地理的優位性・地域資源を生かした周年いちごの産地振興を進めていくため、2024年に官民連携による「にし阿波いちごタウンプロジェクト」が発足。
「いちごとつくるまちの未来」をキャッチコピーに、希少な周年いちご産地を守り、地域の再生・活性化を図っています。
○体験型観光農園の整備で賑わいと活気がある町へ
有限会社ミカモフレテックは、いちごの資材販売・開発、生産、販売まで一貫して営んでおり、地域プロジェクトにおいても中心的な役割を担っています。
同社は、さらなる地域雇用の創出と観光拠点としての賑わいをめざし、東みよし町の玄関口である「徳島道・吉野川ハイウェイオアシス」の近くに、体験型いちご狩りハウスを複合施設として、2026年1月の開園に向けて準備を進めています。
○地域一体となった支援を展開
阿波銀行及び日本政策金融公庫は、同社の体験型観光農園の設備投資に際し、事業計画立ち上げの段階から連携して情報を共有。
各関係機関のアドバイスなども受け、計画実現に向け一体となって支援してきました。
当行は今後も、日本政策金融公庫と連携し、徳島県の事業者の経営発展や地域活性化に向けた取組みを積極的に支援してまいります。

