住宅ローンの基礎知識

住宅ローンの基礎知識
住宅ローンを選ぶにあたって、知っておきたい基本的な情報をご紹介します。
疑問点を解消し、安心してローンを受けられるようにしましょう。
住宅ローンの金利は、主に「固定金利」と「変動金利」の2つに分けられます。
固定金利
一定期間または完済までずっと金利が変わらないタイプ。
変動金利
住宅ローン基準金利(短期プライムレート)によって金利が変動するタイプ。
- 当行の住宅ローン基準金利は当行短期プライムレート等を主な基準として設定しております。
住宅ローンの変動金利とは、市場金利に伴い、借入期間中に金利が上昇する金利タイプです。
住宅ローンの金利に応じて、住宅ローンの総返済額や毎月の返済額も変動します。
変動金利のしくみ
住宅ローン(変動金利型)の借入金利は、お借入れ時のお取引条件により、住宅ローン基準金利から金利が引き下げられ決定します。
住宅ローン基準金利をもとに変動しますが、引き下げ幅は、返済期間中を通して変わりません。
一方、当行の住宅ローン基準金利は毎年4月1日、10月1日を基準日として金利を見直し、住宅ローン基準金利に差が生じている場合には、その年の6月、12月の返済日の翌日からその差と同一幅で適用金利を変更します。
5年ルールとは?
「5年ルール」とは、変動金利の住宅ローンの金利が上昇したとしても、5年間(注)は毎月返済額が変更にならないというルールです。
適用金利が変動しても5年間は毎月返済額が据え置かれ、金利変動した場合は元金と利息の割合のみ変更します。
毎月返済額の内訳では利息の支払が優先され、元金の返済は後ろ倒しになります。
つまり5年ルールには、急に毎月返済額が上がることはない代わりに、元金の返済が遅れてしまうというデメリットがあります。
(注)毎年10月1日を基準とした適用利率の5回目の見直しまでの期間
125%ルールとは?
「125%ルール」は、毎月の返済額の上昇率は現行から125%の水準までしか上昇しない、というルールです。
期日までに支払できなかった元金および未収利息は?
住宅ローンの金利が上昇しても、5年ルールと125%ルールがあれば、急激に毎月の返済額が上昇することはありません。
ただし、金利が上がると利息は増えるので、毎月の返済額に占める利息部分の割合が増えていることになります。
金利が大幅に上昇した場合は、理論上、毎月の返済額のすべてが利息の支払いになることも考えられます。
毎月の返済額よりも利息の支払金額の方が大きくなると、元金の返済は一切進まず、さらに未払いの利息「未払利息」が発生することになります。
当初の借入期間が満了しても未払利息や元金の一部が残る場合は、原則最終返済日に一括返済していただきますが、期日までにお申し出いただければ期間の延長もできます。
当行の住宅ローンの金利は、「変動金利型」「固定・変動金利選択型」「全期間固定型」の3タイプからお選びいただけます。
変動金利型
市場金利の動向によって金利が変動するタイプです。
- 固定金利に比べて、金利が安い。
- 借入時に総返済額を予測できず、ライフプランが立てにくい。
- 市場金利による金利上昇リスクがある。
固定・変動金利選択型
当初、「3年」「5年」「10年」の3種類の固定金利期間を選び、固定金利期間終了時には、固定金利または変動金利のいずれかを選択することが可能なタイプです。
- 固定金利適用期間中は金利および返済額の変更はなく、返済計画が立てやすい。
- 一定期間、金利変動リスクを回避できる。
- 「全期間固定型」と比較して金利が安い。
- 再選択される金利により、返済額が増減するため借入時に総返済額を予測できない。
- 固定金利の再設定時に手数料がかかる。
全期間固定型
完済までずっと金利が変わらないタイプです。
- 契約時点で全期間の返済額と総返済額が確定しており、ライフプランが立てやすい。
- 金利上昇リスクがない。
- 「変動金利型」「固定・変動金利選択型」と比較して金利が高い。
- 市場金利が下がった場合、不利になる。
マイホームの購入は人生で一番大きな買い物といわれています。
多くの方が住宅ローンを利用し、一般的には数千万円のお借入れをすることとなります。
「借りられる金額」と「無理なく返済できる借入金額」は必ずしも一致しません。
お子さまの「教育資金」や「老後の資金」などに影響がでないよう、ご自身のライフプランニングを考慮して予算を把握することが大切です。
予算をきめずに物件探しをはじめてしまうと、買いたい物件に目がいってしまうこととなり、過大な投資額になってしまうことがあります。
家探しを行う前に予算額を決めておくことをおすすめします。
「毎月の返済額はどのくらい?」
「自己資金はいくらくらい用意したらよいの?」
「返済期間はどのくらいがよいのか?」
「教育資金や老後資金の貯えはどうする?」
など、阿波銀行のローン専門スタッフが、お客さまのライフプランをお聞きするなかでお借入れのご相談をお受けいたしますのでお気軽にお声がけください。
物件探しの前段階で阿波銀行へご相談いただくことも可能です。

団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの返済中にご契約者さまが亡くなったり、所定の高度障害者となった場合に、住宅ローンの返済が免除される保険です。
住宅ローンは借入金額が高額になる場合が多いため、団信に加入しておくことによって、住宅や家族の生活を守ることができます。
なお、保険料は阿波銀行が負担しますので、お客さまのご負担はありません。
団信加入のメリット
万一、住宅ローン契約者に何かあった場合でも、残された家族は住宅ローン返済のご心配がありません。
団信に加入していない場合は、家族が残りの住宅ローンを引継いで支払うことになります。
団信加入は必須?
団信への加入は融資の必須条件になっています。
万一、契約者さまご本人に何かあった場合のリスクを考えると、団信へ加入するメリットは大きいと言えます。
ただし、ご契約者さまの健康状態によっては、加入ができない場合があります。
くわしくは、当行窓口までお問い合わせください。
住宅ローンのご契約までの流れについてご案内します。
Step1 事前審査お申込み
物件が確定していなくても、お申込みが可能です。
審査結果は最短2日にてご回答いたします。
- 写真貼付のある公的証明書
- 所得確認資料
Step2 正式申込
お借入れの詳細をご入力の上、各種必要書類をアップロードまたは、ご提出していただきます。
Step3 ご契約
お借入内容・条件をご確認のうえ、住宅ローンのご契約を締結します。
電子契約なら印紙代が不要です。
Step4 ご融資実行
マイホームの引き渡し日にあわせて、住宅ローンのご融資を実施し、マイホームの残代金や諸費用等の精算を行います。
マイホームの引き渡し日(住宅ローンのご融資日)に、所有権移転の登記や住宅ローンの抵当権設定の登記を行います。
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